国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が25~27日、新潟県湯沢町で開かれた。24日の前夜祭も含めた4日間の来場者数はのべ12万2千人。昨年(のべ9万6千人)を大きく上回った。円安などで海外の超大物を呼びにくくなるなかでも、耳の肥えた音楽ファンの心をつかむ顔ぶれをそろえたことが功を奏したようだ。
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最大規模の「グリーンステージ」。1日目(25日)のヘッドライナー(トリ)は、初来日となった英国の音楽プロデューサー・DJのフレッド・アゲイン。電子機械による「打ち込み」で作ったサウンドを流しつつ、キーボードやドラムを自ら演奏。クラブミュージックで観客を踊らせた。作曲時の心境をつづった文章をスクリーンに英語と日本語で表示したり、「あなたが必要とする平和が来ることを願っている」という歌詞を一緒に歌おうと誘ったり。観客と共に楽しもうとする姿勢が印象的だった。
ヴルフペックや「カトパコ」、アジア勢も観客沸かせる
観客との温かいコミュニケー…